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houriha9

外出に消極的な状態から自信を付けてお一人での買い物が再開できた症例


80代女性、要介護2、大腿骨頸部骨折術後。

自宅で転倒し、上記診断で手術実施。入院中の医学的リハビリテーション介入を経て、歩行器歩行自立で自宅退院となる。退院後生活の自立範囲拡大を目標に訪問リハビリテーションを週2回の頻度で利用開始となる。

自宅内歩行器歩行自立、入浴ヘルパー介助、配食弁当利用。外出はご家族介助での通院のみ。元々お一人でのお買い物は行っていた。

介入当初から痛みが少ない。ご家族へ別居だが支援が受けられる。徒歩圏内にスーパーマーケット。バス停がある。認知機能低下がない。

①屋内外、杖歩行自立し、スーパーマーケットまで自分で買い物に行くことが出来る。

②自宅での浴槽浴が一人で出来る。

③バスに乗って外出が出来る。

屋内外での移動能力向上、移動に対する自信の向上のために

①股関節周囲の筋力強化、バランス練習

②買い物時、店舗内での移動を想定した歩行補助具の選定、

③実際の屋内外歩行練習

④荷物運搬なども含めた実際の買い物練習。

目的地であるスーパーマーケットまでの歩行練習を重ねることで体力の向上、自信につながり、一人での買い物が再開できた。移動範囲が拡大したことで、バス利用の希望も出てきており、さらなる活動範囲の拡大につながる状況となってきた。実際の店舗で自立を目的とする実践的な練習は訪問リハビリテーションならではの介入であり、効果があった。

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