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脳出血後の自動車運転再開が達成できた症例


50代男性。要介護1。ご家族と同居。

自宅にて脳出血(被殻出血)発症。急性期・回復期病院を経て、発症6か月後に自宅退院となる。PT、OT、STの訪問リハビリテーション開始となる。

右片麻痺、失語症、高次脳機能障害残存も基本的な生活動作はほぼ自立。自宅内外杖と装具使用で歩行可能。失語症の影響で言葉の出にくさはあるが、会話でのやり取りは可能で、携帯電話での操作も可能。

ご家族の支援がしっかり受けられる。ご本人の意欲も高い。

長距離歩行安定、復職など数ある中でも車の運転再開、ご家族を乗せてドライブへ行きたいとの思いが強く、優先的に目標へ設定。

① 運転再開に向けた注意機能、認知機能、視野などの評価と訓練

② ①を基に主治医との情報児湯夕

③ 介護支援専門員との目標および運転再開に向けた流れの共有、連会

1カ月間訪問場面で集中的に運転に必要な機能の評価、練習を実施。主治医と結果を共有するなかで、運転再開可能性ありとの判断が出たため、県立総合リハビリテーションセンターへ紹介受診。事前面接や、運転免許センターでの適性検査に合格後、リハビリテーションセンターの外来で週3回運転練習実施。退院から約5ヵ月後に県公安委員会での審査において運転免許の継続可能との判定を受け、運転再開となった。現在はお一人で運転して外出や目標であったご家族とのドライブへ出かけている。主治医や介護支援専門員との連携がスムーズに進み目標達成となった。

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