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難治性神経疾患発症から在宅での関わりを続け、外出を含む身辺動作が自立となった症例


70代男性。主病名:回復遅延型ギランバレー症候群。

身体の動かしにくさを感じ、受診し上記診断を受ける。発症後急性期病院、回復期病院合計1年入院加療し、自宅退院。訪問リハビリテーション利用開始となる。

四肢の麻痺、可動域制限が残存。日常生活ほとんどに介助が必要。自力移動は屋内歩行器歩行のみで屋外は発症後練習する機会なく退院。

前向きで意欲的。介助が必要な動作でも出来ると事は自力で行う意識が強い。利用サービスが多岐にわたり、専門職の介入頻度が高い。

短期:整容、下衣更衣の再獲得。自宅入浴の再開。自宅周囲を歩行車で家族付き添いで歩くことが出来る。

長期:家族、友人の付き添いで、杖での外出や外食が出来る。以前利用していた温泉へ入りに行ける。

身体機能向上に対し関節可動域訓練、筋力訓練、自主トレーニング指導

身辺動作自立に向けて動作練習、環境調整、家族指導

外出再開に向けて、歩行補助具選定、バランス練習、屋外歩行練習

実践的な動作練習や環境調整により早期に整容や自宅入浴が自立となった。更衣は一部介助だが、必要介助量は減少し、自助具の利用も安定している。外出も杖利用、家族や友人の付き添いで会食やイベントへの参加、温泉利用再開など目標達成された。


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