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靴下を自力で履けるようになり、生活の活動性向上へつながった症例


80代女性。要介護2。サービス付き高齢者住宅入所中。左大腿骨頸部骨折で人工骨頭置換術実施。手術した足が痛くてうまく動かず靴下が一人で履けない。

左股関節手術後、サービス付き高齢者住宅へ入所となった。移動は見守りでその他動作全般は要介助の状態。施設入所から4か月後、訪問リハビリテーション利用開始となる。移動は歩行器利用。左脚の痛みが強く、ほぼ横になって過ごしている。骨折した左脚の可動域が狭く、靴下についてはその都度職員に支援を依頼し、申し訳なさを感じていた。

指導に対して前向きな取り組みが出来る。ご自身で目標達成したいという強い意志がある。施設職員も協力的。

靴下が一人で履けるようになる。

自主トレーニングが定着できる。

左脚の可動域練習、人工関節の脱臼しにくい足の動かし方指導。靴下を履けるようになる実践的な練習(足組み練習、靴下操作練習)、自主トレーニング指導(楽しく継続できるようなメニュー選定、施設職員との共有と促しの依頼)

靴下は一人で履けるようになり、施設職員への依頼は不要になった。それに伴い気持ちも前向きになり、自主トレーニングで施設内散歩、立ち上がり練習を毎日欠かさず行えるようになった。


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